離乳食後期(9〜11ヶ月)簡単レシピ10選|栄養満点の献立

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「離乳食後期って何を作ればいいの?」「3回食になって献立のネタが尽きてきた……」そんな悩みを抱えるママ・パパは多いのではないでしょうか。離乳食後期(9〜11ヶ月)はカミカミ期とも呼ばれ、歯ぐきでつぶせる固さの食材を1日3回食べるようになる大切な時期です。この記事では、栄養バランスを考えた離乳食後期の簡単レシピ10選と、進め方のポイントを分かりやすくまとめました。

離乳食後期(カミカミ期)の基本と進め方

離乳食後期はいつから?月齢と発達の目安

離乳食後期は生後9〜11ヶ月ごろが目安です。以下のサインが見られたら後期へ進めましょう。

  • 中期の離乳食をしっかりモグモグ食べられている
  • 1日2回の食事リズムが安定している
  • 豆腐くらいの固さを舌でつぶして飲み込める
  • お座りが安定し、食べることに興味を示している

厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」でも、9ヶ月ごろから1日3回食に進め、食事から必要なエネルギーの約60〜70%を摂取することが推奨されています。

1回の食事量と栄養バランスの目安

離乳食後期の1食あたりの目安量は以下のとおりです。

食品グループ食材例1食の目安量
炭水化物(エネルギー源)全がゆ・軟飯全がゆ90g/軟飯80g
ビタミン・ミネラル類野菜・果物30〜40g
たんぱく質(魚・肉)白身魚・鶏ささみ・ひき肉15g
たんぱく質(大豆製品)豆腐45g
たんぱく質(卵)全卵1/2個
たんぱく質(乳製品)ヨーグルト・チーズ80g

1食で「炭水化物+ビタミン・ミネラル+たんぱく質」の3つの食品グループをそろえるのが理想です。すべてを毎食完璧にそろえるのは大変なので、1日3食のトータルでバランスが取れていれば問題ありません。

固さ・大きさの目安

後期の離乳食はバナナくらいの固さが目安です。指で軽くつぶせる程度に調理しましょう。大きさは5〜8mm角が基本ですが、手づかみ食べ用にはスティック状(長さ4〜5cm)に切るのもおすすめです。

【主食】離乳食後期のごはん・麺レシピ3選

レシピ1:野菜たっぷり五目がゆ

材料(1食分)

  • 5倍がゆ……90g
  • にんじん……10g
  • ほうれん草……5g
  • 鶏ひき肉……10g
  • だし汁……大さじ2
  • しょうゆ……1〜2滴

作り方:にんじんとほうれん草を5mm角に切り、だし汁で柔らかく煮ます。鶏ひき肉を加えてしっかり火を通し、5倍がゆに混ぜ合わせます。しょうゆをほんの少しだけ加えて風味づけすれば完成です。にんじんの甘みとだしの旨みで赤ちゃんも喜ぶ一品です。

レシピ2:しらすとわかめのおにぎり(手づかみ用)

材料(2〜3個分)

  • 軟飯……80g
  • しらす(塩抜き済み)……5g
  • 乾燥わかめ(戻して刻んだもの)……少々

作り方:しらすは熱湯をかけて塩抜きし、細かく刻みます。軟飯にしらすとわかめを混ぜ込み、赤ちゃんが握りやすい小さな俵型に成形します。ラップで包むと形を作りやすいです。しらすはカルシウムが豊富で、手づかみ食べの練習にもぴったりのメニューです。

レシピ3:ツナとトマトのやわらかうどん

材料(1食分)

  • ゆでうどん……60g
  • ツナ水煮缶……10g
  • トマト(皮と種を除く)……20g
  • だし汁……1/2カップ
  • 片栗粉……少々

作り方:うどんを1〜2cm程度に短く切り、柔らかくゆでます。だし汁にトマトを加えて煮込み、ツナを入れてほぐします。水溶き片栗粉でとろみをつけ、うどんにかけて完成。トマトの酸味とツナの旨みが合わさり、食が進みます。

【主菜】たんぱく質しっかりおかずレシピ3選

レシピ4:鶏ささみと豆腐のふわふわハンバーグ

材料(4〜5個分)

  • 鶏ささみ(すりつぶし)……30g
  • 絹ごし豆腐……30g
  • にんじん(すりおろし)……10g
  • 片栗粉……小さじ1

作り方:鶏ささみをフォークなどで細かくほぐし、豆腐・にんじん・片栗粉と混ぜ合わせます。小さな小判型に成形し、少量の油をひいたフライパンで両面をこんがり焼きます。豆腐のおかげでふわふわの食感になり、手づかみ食べにも最適です。冷凍保存も可能なので、まとめて作っておくと忙しい日に助かります。

レシピ5:鮭とじゃがいものおやき

材料(3〜4個分)

  • 生鮭(骨・皮を除く)……15g
  • じゃがいも……40g
  • 青のり……少々
  • 片栗粉……小さじ1/2

作り方:鮭はゆでて細かくほぐします。じゃがいもは皮をむいて柔らかくゆでてつぶし、鮭・青のり・片栗粉を混ぜます。小さな丸型に成形し、フライパンで両面を焼いたら完成です。じゃがいもの自然な甘みで味付け不要。鮭にはDHA・EPAが含まれており、赤ちゃんの脳の発達をサポートします。

レシピ6:レバー入り肉だんごスープ

材料(1食分)

  • 鶏ひき肉……15g
  • 鶏レバーペースト(市販ベビーフード可)……5g
  • 玉ねぎ(みじん切り)……10g
  • にんじん(みじん切り)……10g
  • だし汁……1/2カップ

作り方:鶏ひき肉とレバーペーストを混ぜ、小さな肉だんごを作ります。だし汁に玉ねぎとにんじんを入れて煮込み、柔らかくなったら肉だんごを加えて火が通るまで煮ます。離乳食後期は母乳やミルクだけでは鉄分が不足しやすい時期です。レバーを取り入れることで効率よく鉄分を補給できます。

【副菜・汁物】野菜たっぷりレシピ2選

レシピ7:かぼちゃとブロッコリーのチーズ煮

材料(1食分)

  • かぼちゃ……20g
  • ブロッコリー(穂先)……10g
  • 粉チーズ……小さじ1/2
  • だし汁……大さじ2

作り方:かぼちゃとブロッコリーを5〜8mm角に切り、だし汁でやわらかく煮ます。仕上げに粉チーズをふりかけて混ぜれば完成。かぼちゃはビタミンA・C・Eが豊富で、ブロッコリーには鉄分やカルシウムも含まれています。チーズのコクで野菜が苦手な赤ちゃんにも食べやすい味わいになります。

レシピ8:小松菜としらすの和風スープ

材料(1食分)

  • 小松菜(葉先)……10g
  • しらす(塩抜き済み)……5g
  • 豆腐……15g
  • だし汁……1/2カップ
  • 味噌……ごく少量(風味づけ程度)

作り方:小松菜をみじん切りにし、だし汁で煮ます。しらすと小さく切った豆腐を加え、味噌をほんの少しだけ溶き入れます。小松菜は鉄分・カルシウムが豊富な緑黄色野菜の代表格。しらすと合わせることでカルシウムの摂取量がアップします。

【デザート・おやつ】手づかみ食べにぴったりレシピ2選

レシピ9:バナナと豆腐のパンケーキ

材料(4〜5枚分)

  • バナナ……1/2本
  • 絹ごし豆腐……30g
  • 小麦粉……大さじ2
  • 牛乳……大さじ1

作り方:バナナをフォークでつぶし、豆腐と混ぜます。小麦粉と牛乳を加えてさっくり混ぜ合わせ、フライパンで小さめに焼きます。バナナの自然な甘さで砂糖は不要です。手づかみ食べの練習に最適で、おやつや朝食にもぴったり。冷凍保存して1枚ずつレンジで温めれば時短にもなります。

レシピ10:さつまいもスティック

材料(作りやすい分量)

  • さつまいも……50g
  • きなこ……少々

作り方:さつまいもを丸ごと水からゆで、指でつぶせるくらい柔らかくなったらスティック状(幅1cm×長さ4〜5cm)に切ります。きなこを軽くまぶせば完成。さつまいもは食物繊維が豊富で便秘がちな赤ちゃんにもおすすめです。大きなまま茹でてからカットすると、崩れにくくきれいな形に仕上がります。

離乳食後期を乗り切る時短テクニック

冷凍ストックで毎日の負担を軽減

3回食になると調理の手間が一気に増えます。そこで活用したいのが冷凍ストックです。以下の食材はまとめて調理して小分け冷凍しておくと、組み合わせるだけで献立が完成します。

  • おかゆ・軟飯:製氷皿やフリーザーバッグで1食分ずつ冷凍(保存期間:約1週間)
  • 野菜ミックス:にんじん・大根・玉ねぎなどを5mm角に切ってゆで、小分け冷凍
  • たんぱく質:鶏ささみ・ひき肉は加熱してほぐし、小分け冷凍。しらすは塩抜き後に冷凍
  • おやき・パンケーキ:焼いた後に1個ずつラップで包み冷凍。レンジ加熱ですぐ食べられる

市販ベビーフードの上手な活用法

忙しい日や外出時には市販のベビーフードを活用するのも賢い選択です。2026年現在、主要メーカーの離乳食後期向け商品の価格帯は以下のとおりです。

メーカー商品シリーズ価格帯(税込)
キユーピーハッピーレシピ(9ヶ月〜)約170〜200円
和光堂グーグーキッチン(9ヶ月〜)約150〜190円
ピジョン管理栄養士の食育ステップレシピ約200〜250円
森永乳業大満足ごはん(9ヶ月〜)約200〜250円

手作りをベースにしつつ、1品だけベビーフードに置き換える「手作り+市販」のハイブリッド方式がおすすめです。レバーペーストなど家庭で作りにくい食材はベビーフードに頼ると、栄養バランスを無理なく保てます。

宅配離乳食サービスという選択肢

最近は離乳食や幼児食に特化した宅配サービスも充実しています。ファーストスプーンは、離乳食期のお子さん向けに管理栄養士が監修した冷凍離乳食を届けてくれるサービスで、忙しいママ・パパの強い味方です。また、離乳食を卒業した後はモグモの幼児向け冷凍宅食に切り替えることで、栄養バランスの取れた食事を手軽に続けられます。

離乳食後期で注意したい食材とアレルギー

後期から新たに使える食材

離乳食後期になると食べられる食材の幅がぐんと広がります。中期から新たに追加できる主な食材は以下のとおりです。

  • 肉類:豚ひき肉、牛ひき肉、鶏レバー(中期は鶏ささみ中心でしたが後期から種類が増えます)
  • 魚類:さば・いわしなどの青魚(脂が多いので少量から)
  • 調味料:しょうゆ・味噌・塩・砂糖・バター・油(いずれもごく少量)
  • その他:ホールトマト缶、ツナ水煮缶、カッテージチーズ、ヨーグルト

アレルギーに注意が必要な食材

新しい食材を試す際は、必ず以下のポイントを守りましょう。

  • 初めての食材は1日1種類・少量から始める
  • 病院が開いている平日の午前中に試すのが安心
  • 特定原材料8品目(卵・乳・小麦・えび・かに・くるみ・そば・落花生)は特に慎重に
  • 食後30分〜2時間は赤ちゃんの様子をよく観察する
  • 湿疹・嘔吐・下痢などの症状が出たらすぐに医療機関を受診

2023年に特定原材料に「くるみ」が追加されています。ナッツ類はアレルギーリスクが高いため、離乳食期には与えないのが一般的です。

まとめ:離乳食後期は「楽しく食べる」を大切に

離乳食後期(9〜11ヶ月)のポイントをおさらいしましょう。

  • 1日3回食で、炭水化物・ビタミンミネラル・たんぱく質の3グループをバランスよく
  • 固さはバナナくらい、大きさは5〜8mm角を基本に
  • 手づかみ食べを積極的に取り入れて、食べる意欲と脳の発達を促す
  • 鉄分補給を意識し、レバーや赤身肉、小松菜などを献立に取り入れる
  • 冷凍ストックや市販ベビーフードを活用して無理のない3回食を続ける

完璧を目指す必要はありません。赤ちゃんが食べなかった日があっても、別の日に食べられればOKです。ママ・パパ自身が楽しめることが、赤ちゃんの「食べたい」気持ちにもつながります。今回紹介した10のレシピを参考に、毎日の離乳食作りを楽しんでくださいね。

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