離乳食のほうれん草はいつから?アク抜きの方法と月齢別の量・進め方

離乳食・幼児食

離乳食のほうれん草はいつからはじめられるのか、アク抜きはどうすればいいのか悩んでいませんか。ほうれん草は鉄分や葉酸が豊富で離乳初期(生後5〜6か月ごろ)から使える便利な葉物野菜ですが、アクが強くえぐみもあるため下ごしらえに少しコツがいります。この記事では、厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」を参考に、月齢別の量の目安・アク抜きの手順・冷凍保存のコツ・気になる症状が出たときの考え方まで、新米ママパパにもわかりやすく解説します。

離乳食のほうれん草はいつから?月齢別の進め方

始められるのは離乳初期(5〜6か月ごろ)から

ほうれん草は、おかゆや甘みのある野菜に慣れてきた離乳初期(生後5〜6か月ごろ)から食べさせることができます。最初はやわらかい葉先だけを使い、しっかり加熱してなめらかにすりつぶしたペースト状から始めましょう。茎や根元の部分は繊維が多くかたいため、初期〜中期のあいだは避けるのが無難です。

厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定)」でも、離乳食は赤ちゃんの発達に合わせて新しい食材を1種類ずつ少量から試すことがすすめられています(出典:厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」)。ほうれん草も例外ではなく、初めて与える日は小さじ1杯ほどから様子を見てください。

月齢別・大きさと量の目安

月齢が進むにつれて、使える部位や形状、量を少しずつ広げていきます。下の表はあくまで一般的な目安です。食べる量には大きな個人差があるため、赤ちゃんのペースに合わせて調整してください。

時期 使う部位・形状 1回の量の目安
初期(5〜6か月) 葉先のみ・なめらかなペースト 小さじ1〜大さじ1程度
中期(7〜8か月) 葉を中心に細かくきざむ 大さじ1〜2程度(20〜30g)
後期(9〜11か月) やわらかい茎も粗みじんに 30〜40g程度
完了期(12〜18か月) 5mm〜1cm幅の小さめカット 40〜50g程度

後期以降は茎のやわらかい部分も使えますが、繊維が口に残りやすいので、初めは細かくきざんで様子を見ると安心です。

ほうれん草のアク抜きの方法と理由

なぜアク抜きが必要なの?

ほうれん草にはシュウ酸というえぐみのもとになる成分が含まれています。シュウ酸は水に溶けやすい性質があるため、ゆでて水にさらすことで減らすことができます。赤ちゃんが食べやすいよう、また独特のえぐみで離乳食を嫌がらないよう、ほうれん草は必ずアク抜きをしてから使いましょう(参考:パルシステム 子育て123「ほうれん草の調理ポイント」)。

失敗しないアク抜きの手順

初期の赤ちゃん向けに、葉先をしっかりやわらかくするアク抜きの手順をまとめました。

  • 1. よく洗う:葉のあいだに土が残りやすいので、流水でていねいに洗います
  • 2. たっぷりの湯でゆでる:根元は使わず、葉先をやわらかくなるまでしっかりゆでます(初期は2〜3分を目安に長めに)
  • 3. 冷水にさらす:ゆで上がったらすぐ冷水にとり、1〜2分さらしてアクを抜きます
  • 4. 水気をしぼる:やさしくしぼってから、葉先だけを取り分けます
  • 5. すりつぶす・きざむ:初期はすりつぶして裏ごしし、湯冷ましやだしでのばしてなめらかにします

電子レンジでも下ごしらえはできますが、シュウ酸を減らすには「ゆでて水にさらす」工程があるほうが安心です。時間がないときは少量をレンジで加熱し、水にさらしてから使いましょう。

ほうれん草の栄養と鉄分補給のポイント

鉄分・葉酸・β-カロテンが豊富

ほうれん草には、鉄・葉酸・β-カロテン・ビタミンCなどがバランスよく含まれています。赤ちゃんは母体からもらった鉄を生後6か月ごろから使いはじめ、生後9か月ごろから鉄が不足しやすくなるといわれています。離乳食でこまめに鉄を補ううえで、ほうれん草は心強い食材です。

鉄の吸収を高める組み合わせ

植物性食品の鉄は吸収されにくい性質がありますが、ビタミンCやたんぱく質と一緒にとると吸収が高まりやすくなります。ほうれん草のペーストを、しらすや豆腐、さつまいもなどと組み合わせると、栄養面でも食べやすさの面でもおすすめです。鉄分補給についてさらに知りたい方は、赤ちゃんの鉄分不足を離乳食で補う方法もあわせて参考にしてください。

冷凍保存と時短のコツ

下ごしらえしてまとめて冷凍

ほうれん草は使うたびに下ごしらえするのが大変なので、アク抜き〜すりつぶし(またはきざみ)まで済ませて製氷皿や小分け容器で冷凍しておくと便利です。1回分ずつ凍らせておけば、使うときに必要な量だけ取り出せます。

保存期間と解凍の注意

冷凍した離乳食は1週間程度を目安に使い切りましょう。解凍は電子レンジや小鍋でしっかり再加熱し、一度解凍したものを再冷凍しないことが大切です。離乳食全般の冷凍のコツは、離乳食の冷凍保存完全ガイドでくわしくまとめています。

気になる症状と受診の目安

初めて与えるときに気をつけたいこと

ほうれん草はアレルギー表示義務のある食品ではありませんが、どんな食材でも初めて与えるときは平日の午前中に少量から試し、何か変化があればすぐ受診できるようにしておくと安心です。口のまわりの赤みやじんましん、嘔吐・下痢、機嫌が極端に悪いといった様子が出たときは、自己判断で繰り返し与えず、いったん中止して様子をみましょう。卵・乳・小麦などアレルギーが心配な食材の進め方は、赤ちゃんの食物アレルギーが心配な離乳食もあわせて確認しておくと安心です。

こんなときは小児科へ

次のような症状がみられるときは、早めに小児科を受診してください。

  • 顔色が悪い、ぐったりして反応がにぶい
  • 全身にじんましんが広がる、まぶたや唇が腫れる
  • せき込みや呼吸が苦しそう、ゼーゼーする
  • 嘔吐や下痢を繰り返し、水分がとれない

呼吸が苦しそう・ぐったりしているなど強い症状があるときは、迷わず救急受診を検討してください。ここで紹介した内容は一般的な情報であり、診断や治療に代わるものではありません。監修者による医療的な確認を受けたものではないため、気になる症状があるときは、自己判断せず必ずかかりつけの小児科に相談してくださいね。

まとめ:ほうれん草はアク抜きと少量スタートで安心して

離乳食のほうれん草は、離乳初期(5〜6か月ごろ)から葉先を使って始められます。アクが強い野菜なのでしっかりゆでて水にさらすアク抜きを行い、初めは小さじ1杯ほどの少量からスタートするのが安心です。鉄分や葉酸が豊富で、9か月ごろからの鉄不足対策にも役立ちます。冷凍保存をうまく活用しながら、赤ちゃんのペースに合わせて無理なく取り入れていきましょう。食べ方や体調で気になることがあれば、地域の保健センターやかかりつけの小児科に相談してみてくださいね。

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